こんにちは。インドネシア特派員のヒゲです。もう一人の特派員Moco(もちょ)はインドネシアの文化や生活などについて書いていますが、ヒゲはインドネシアの税に関する法律などについてお伝えします。
第1回目の今日は、インドネシアの税理士試験についてです。インドネシアの税理士試験についてはインドネシア共和国財務大臣決定第485/KMK.03/2003(一部インドネシア共和国財務大臣令第98/PMK.03/2005で改正)で規定されています。
それによると、税理士試験において
- 受験者はインドネシア国籍を有する学士以上の学位取得者(専攻は問わない)であること。
- 試験はA、B、Cの3段階に分かれていて、Aの合格者にBの受験資格、Bの合格者にCの受験資格が与えられる。
- Aを合格した時点で税理士資格を得られ、Aの取得者は個人に対する税務、Bの取得者はAに加え法人に関する税務の一部、Cの取得者は国際会計及びBを含む全ての法人に関する税務、を行うことができる。
となっています。このほかに、科目合格があることや、その科目合格の有効期限が2年間であることなども規定されています。日本と似ているところ(科目合格がある)もありますが、似ていないところ(3段階に分かれている、科目合格に有効期限がある)もあり、ところ変われば制度も変わるものですね。
インドネシアの税理士試験とは、なかなかマニアックですね。
返信削除大卒(学位取得)者にとって難しいのでしょうか?発展がこれから見込まれる国だけに、ちょっと気になりますね。
匿名さん、コメントありがとうございました。
返信削除インドネシアの税理士試験では全ての受験者の合格、不合格が名前と受験番号とともに公表になり、合格者は全科目の平均点も公表されます。
2011年5月試験の結果によると、
A試験が受験者114名中59名が合格(合格率52%)、最高平均点76.15点
B試験が受験者33名中27名が合格(合格率82%)、最高平均点74.40点
C試験が受験者12名中10名が合格(合格率83%)、最高平均点77.30点
となっています。
日本の税理士試験に比べるとずいぶん合格率が高い印象です。
ひげさんありがとうございました。
返信削除え、びっくりっていう感じの合格率の高さですね。
これをもって、試験のレベル云々は言えないと思い
ますが、弁護士試験とかもこんなに合格率高いんで
しょうかね。また、機械があったら、教えて下さい。